正中のズレ
正中のズレについて
上顎中切歯と、下顎中切歯の真ん中が、噛み合わせた時にあっていない状態を正中のズレと言います。
骨格的にずれている場合、歯の位置がずれている場合、左右で歯の大きさが違う場合などで、正中のずれが起こります。
気にされる方はすごく気になる部分ですが、奥歯の噛み合わせが合っていれば、そんなに気にする必要はありません。審美的にも多少ずれていても他人はほとんど認識していないという研究があります。有名人ではトムクルーズがかなり正中のずれがあります。
治療例 #01
骨格的な非対称と開咬を臼歯の位置付けを正すことで治療した症例
- 矯正治療前
- 矯正治療後
- 治療開始時年齢
- 31歳7ヶ月
- 主訴
- 前歯の噛み合わせを治したい
- 診断
- 上顎歯列の狭窄と交差咬合を伴う開咬
- 治療内容
- 固定式の拡大装置で上顎を拡大し、リップバンパーで下顎臼歯をアップライト後、マルチブラケットで前歯を配列
- 治療装置
- MEA,LB,マルチブラケット
- 治療期間
- 1年9ヶ月
- リスク
- 骨格的な非対称は治らないリスク
- 費用
- 934,500円(税込)
- 院長コメント
- 骨格的な非対称があり、下顎骨自体が左右にシフトしているケースです。前歯が噛み合わない開咬状態にもなっています。上顎歯列が狭いので、しっかりと拡大して下顎歯列に合わせます。同時に下顎リップバンパーで臼歯の位置を正しい噛み合わせの位置まで合わせました。その臼歯の位置に前歯を配列することで、結果的に正中をほぼ合わせることができました。