八重歯

八重歯について

八重歯

歯列の幅が狭いことで、永久歯が交換するためのスペースが不足して、前歯部にガタガタが生じている状態です。特に上顎犬歯が歯列の外側に飛び出している状態のことを指します。歯列から飛び出していることで、審美的な問題が生じたり、歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病の原因となることがあります。また、加齢変化により、歯肉が退縮してきて知覚過敏の原因にもなります。

治療例 #01

前歯のガタガタと八重歯になっている歯列を歯列拡大を行い、第一小臼歯を抜歯して治療した症例

矯正治療前
矯正治療前 矯正治療前 矯正治療前
矯正治療後
矯正治療後 矯正治療後 矯正治療後
治療開始時年齢
17歳6ヶ月
主訴
歯がガタガタ
診断
狭窄を伴う重度の叢生
治療内容
骨格的な狭窄と歯の傾斜を伴う狭窄を持つ叢生。MSEで骨格的に拡大後、上下左右第1小臼歯を抜歯してインビザラインにて配列。
治療装置
MSE, Invisalign
治療期間
2年2ヶ月
リスク
歯根吸収、骨格的拡大の失敗
費用
1,150,000円(税込)
院長コメント
歯の重なりがかなり多いので、小臼歯抜歯での治療となりましたが、単に歯を抜いて場所を作って配列するだけではなく、まず骨格の不調和を診断しています。下顎臼歯が内側に倒れており、これを真っ直ぐに起こすと幅が広がります。その広がった幅に合わせて上顎の骨を広げる必要があります。このときに、上顎の歯を外側に向けて傾斜させると、長期的に歯茎に負担がかかると言われています。そこでMSEを用いて骨格の幅の補正を行いました。そののちに小臼歯抜歯を行い、インビザラインで配列しました。こうすることで将来的な歯肉退縮を防ぎ、鼻呼吸の改善なども期待できます。
矯正治療前矯正治療前
矯正治療後矯正治療後

治療例 #02

上顎左側の八重歯と前歯部のガタガタを非抜歯で治療した症例

矯正治療前
矯正治療前 矯正治療前 矯正治療前
矯正治療後
矯正治療後 矯正治療後 矯正治療後
治療開始時年齢
15歳7ヶ月
主訴
八重歯がある、ガタガタ
診断
叢生を伴うアングルⅠ級
治療内容
Invisalignにて非抜歯で治療。近赤外線装置を併用して、3日交換でアライナー交換していった。
治療装置
Invisalign, OrthoPulse
治療期間
1年
リスク
矯正治療による歯の移動に伴う痛み、歯根吸収、虫歯
費用
1,188,000円
院長コメント
歯が重なって生えているのを叢生と言いますが、この患者さんの歯根の位置付けを見ると、そう大きく重なっているわけではありません。そこで、主に傾斜移動で非抜歯で治療できると判断し、インビザラインで治療を行いました。こういう移動は比較的予知性が高く、近赤外線を併用して加速矯正を行いました。ほぼ10ヶ月程度で配列を完了しています。

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