ガタガタ
ガタガタについて
歯列の幅が狭いことで、永久歯が交換するためのスペースが不足して、前歯部にガタガタが生じている状態です。特に上顎犬歯が歯列の外側に飛び出している状態は八重歯と呼ばれます。歯列から飛び出していることで、審美的な問題が生じたり、歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病の原因となることがあります。また、加齢変化により、歯肉が退縮してきて知覚過敏の原因にもなります。
治療例 #01
上顎の著しい狭窄を伴う叢生を顎整形的に改善した症例
- 矯正治療前
- 矯正治療後
- 治療開始時年齢
- 18歳4ヶ月
- 主訴
- 前歯のガタガタ
- 診断
- Angle Class l Crowding
- 治療内容
- TADを併用した拡大装置で上顎を拡大後、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で配列
- 治療装置
- MSE,カリエール,インビザライン
- 治療期間
- 2年4ヶ月
- リスク
- 上顎が骨格的に広がらないリスク、スクリューによる感染、抜歯になる可能性など
- 費用
- 1,301,200円(税込)
- 院長コメント
- 下顎骨の幅径と上顎骨の幅があっていないため、TAD付きの拡大装置(MSE)を使ってまず上顎骨を顎整形的にしっかりと拡大します。その後、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で下顎臼歯を起こしながら配列しました。かなりの叢生がありましたが、綺麗に配列することができ、患者さんにも感謝していただくことができました。
治療例 #02
アンカースクリューを使ってマウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療した叢生症例
- 矯正治療前
- 矯正治療後
- 治療開始時年齢
- 36歳2ヶ月
- 主訴
- 全体的の噛み合わせが気になる
- 診断
- Angle Class l Crowding
- 治療内容
- マウスピース型矯正装置とアンカーを使って臼歯を遠心方向に起こして配列
- 治療装置
- インビザライン、オーソパルス
- 治療期間
- 2年11ヶ月
- リスク
- アンカースクリューの感染、歯根吸収など
- 費用
- 1,434,400円(税込)
- 院長コメント
- 全体的に歯軸の舌側傾斜と近心傾斜があり、結果的に前歯部に叢生をきたしている大人の叢生。下顎臼歯部にアンカースクリューを入れ、マウスピース型矯正装置でエラスティックを使いながら配列。前歯を前突させることなく、非抜歯で配列することができた。
治療例 #03
高度の歯槽骨退縮を伴う叢生
- 矯正治療前
- 矯正治療後
- 治療開始時年齢
- 47歳8ヶ月
- 主訴
- 前歯の不正咬合、重なっている部分を治したい
- 診断
- 高度の歯槽骨退縮を伴う叢生
- 治療内容
- 歯周組織再生療法を併用した矯正治療
- 治療装置
- インビザライン、オーソパルス
- 治療期間
- 2年1ヶ月
- リスク
- 歯の移動に伴う痛み、長期にわたる治療による歯根吸収、カリエスリスクなど
- 費用
- 1,260,000円
- 院長コメント
- 重度の叢生と歯周病による骨吸収をともなう不正咬合で、このままだと歯が抜け落ちるのを待つしか対応の使用がない状態。マウスピース矯正により、歯の移動量を最小限になるゴールを設定し、歯周組織再生処置を併用した加速矯正治療を行った。歯周病専門医との連携が必須であった症例でアメリカ歯周病学会でも発表された。