職人のジレンマ – 専門医連携治療の難しさ
concierge
2021.03.08
私たちはどうせなら、仕事を愛している職人からいいものを買いたいと思っている。しかし、仕事を愛している職人は往々にして、顧客が見えないほど仕事を愛している。(「職の人」というくらいだからね。)
これを「職人のジレンマ」と名付けよう。
顧客が本当にいいものを手に入れられるのは、顧客が劣悪なサービスを越えて職人魂を理解している時か、職人が、顧客と職人魂を繋ぐ人や仕組みを手に入れている時か、どちらかしかないのだ。
顧客にとって間違ってはいけないのは、売る「サービス」ばかりに目を向けている「ニセ職人」からものを買って本物だと「勘違い」する事である。
また、職人にとって間違ってはいけないのは、仕事を愛するあまり、顧客が全く見えなくなる事である。
せっかくの作品が不幸になる。