未来の人間に価値あるものって
有本 博英 矯正歯科医
2018.11.03
朝、ゴミを出しながら思いました。こうしたゴミ出しってロボットでいいよね。ボストンダイナミックスみたいなロボットなら全然こんなことできるよな。将来はきっとそうなるな。将来は力持ちってのはほとんど価値なくなるんじゃないか?
じゃあ、未来でも価値を失わないものって何だろう?
頭の良さ?AIがもっと進化するよね。将棋とかチェスとか人間より強いみたいだし、頭もいらなくなる?でもAIというのは基本的に過去のデータから作られるものだから、それを超えるような未来を作る発想ができる知性というのは価値を失わないだろうな。
じゃぁ体はもうほとんどいらないか。車の運転だって自動運転になるだろうし。Wall-Eは西暦2805年を描いたSFアニメだけど、あの宇宙船の中のまるまる太った人間たちは、ビジネスクラスのシートみたいなのに座ったまま、全てをロボット任せに好きなものを食べて移動していた。
でもなぁ、あんなのは、美しくないな。
そうだ、美しさというのは、価値を失わないんじゃないか?
たとえ肉体を生活のために強くする必要がなくなっても、美しい肉体はやはり価値あるものと思われるだろう。美しいプロファイルとか、美しいアートとか、美しいデザインとかはきっと未来でも価値あるものであり続けるはず。車だって、ほとんどの車が自動運転になったとしてもフェラーリはその美しさで価値を失わないんじゃないかな。
未来を発想できる知性と、美しさ。これは将来にわたってずっと価値あるものであり続けるんだろうな、とそんなことを考えながら、ゴミを出してきました。
矯正歯科医でよかった。