藤井聡太七段の歯
有本 博英 矯正歯科医
2018.05.23
藤井聡太さんが最年少で七段になったということですが、これまでの最年少記録が加藤一二三さんだそうです。ちなみにあまりに昇進ペースが早く、まだ(5月23日現在)日本将棋連盟のページは六段のまま(笑)
さて、例によって『歯』が気になりまして、、(笑)。
ご存知の通り、加藤一二三さんの歯はもう左上の犬歯と右下の犬歯の2本しか残っていません。入れ歯もインプラントも入れておられませんので口元が凹んで、いわゆるクシャおじさんになっている。
でも若い時はもちろん歯もちゃんとあるし、顎もしっかりしています。
おそらく歳をとるにつれて歯周病でだんだんと抜けていったのでしょう。ご本人は歯を入れたら頭の働きが止まるので抜いてもらったなどと言ってますが、歯周病の歯を置いておくよりは抜いてしまった方が細菌数は減りますけどね。でもちゃんと治療すればもっと良かっただろうにと思うのですが、要するに歯医者嫌いという話もあります。くれぐれも残念な歯には違いありません。
一方藤井聡太さんは、少し前に矯正をされていたようですが、今はまたちょっと後戻りなのか、あるいは途中でやめてしまったのか、前歯が結構歪んでいます。
そして気になるのは結構な歯肉炎の状態。よく見る典型的な歯口清掃不良のティーンエイジャーのお口です。このまま歯のケアを怠ったまま、将棋を打ち続けていたら加藤一二三さんの後追いになるんじゃないかと心配で心配で。。。
どうぞ健康な歯で将来も大成していただきたいと思います。
ーー
追記:2024年2月
藤井聡太さんは『八冠』になり、矯正治療を再び開始されたようですね。小臼歯抜歯をされたみたい。ぜひ最後まで治療頑張ってくださいね!