矯正治療をしなかった理由
有本 博英 矯正歯科医
2015.03.07
こんにちは、有本博英です。アカデミー賞助演女優賞を受賞したパトリシア・アークエット( Patricia Arquette )の歯ならび.
アングルII級2類と分類される不正咬合ですが,日本人なら,これ,どこが悪いの?という人も多いでしょうね.
ところが,パトリシアはこの歯ならびの治療をしなかった理由をわざわざ公表した,ということがニュースになっています.
トップに立つ人は歯にも注目されるということですね.
きっかけになったのは小学生のとき、同級生の男の子からの「歯を直せば『プレイボーイ』のグラビアに出られるよ」という一言だとか。「そのときは“なぜ私が『プレイボーイ』に出たいと思うわけ?”って言い返したわ。完璧な外見にはなりたくなかった。魅力的になるために自分自身を変えたいとも、そんなことをする義務はないとも思った」そう。
でもやはり,というべきかどうか,歯ならびをわざわざ悪い状態に保っている彼女の画像検索をかけてみると,歯を見せたスマイルの写真はほとんどないのです.スマイルという文化を持つアメリカ人にとってこれはとても珍しい.でもそこが彼女の個性なのかもしれませんね.
ではでは.