マウスピース付けたまま、シュガーレスのど飴食べていい?
2021.12.01
こんにちは 🙂 歯科衛生士の竹内です。梅雨の時期になりましたが、皆さん体調を崩してないでしょうか?
喉が痛くなった時、マウスピース をつけながらのど飴を食べてもいいの?と疑問に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は、そんな疑問についてお話しさせて頂きます。
〇〇が入っていると食べてはダメ
砂糖が入っているのど飴は食べてはいけません。
砂糖入っていると、砂糖を菌がたべて、菌からでた酸によって歯が溶け、虫歯になります。
その為、ノンシュガー(砂糖の入っていないもの)を選ぶようにしましょう!砂糖が入っているものには、以下の物が成分表示に書かれています。
- 糖質系甘味料(天然)
- ・グルコース(ブドウ糖)
- ・フルクトース(果糖)
- ・シュクロース(ショ糖・砂糖)
- ・ラクトース(乳頭)
- ・マルトース(麦芽糖)
- ・オリゴ糖
- その他
- ・蜂蜜、水飴、濃縮果汁
これが記入されているものは砂糖が入っているのでマウスピースをつけたまま食べることは出来ません 😈
以下のものだけが100%なら大丈夫です。
- 糖アルコール
- ・キシリトール
- ・マルチトール
- ・マン二トール
- ・ソルビトール
- ・エリスリトール
- ・還元水飴
- 非糖質系甘味料(天然)
- ・ステビア
- ・甘草
- 非糖質系甘味料(人工)
- ・アスパルテーム
- ・アセスルファムカリウム
- ・サッカリン
- ・スクラロース
- ・ネオテーム など
オススメは、100%キシリトールのもの。
キシリトールをおすすめする理由はこちらのブログで詳しく書いてあるので是非こちらもご覧ください。
当院にはガムとタブレットがあります。違いは、タブレットはガムを食べることができない小さなお子さんも気軽にキシリトールを食べることが出来る点と、ガムと違ってゴミが出ないので外出中でも便利なところです。
また、マウスピースをつけながら100%のキシリトールガムを噛んで頂いて大丈夫ですが、噛む際マウスピースが浮いてしまうのが気になる場合はタブレットをお勧めします。
ガムのいいところは、タブレットと違いよく噛むため、唾液の量が増え歯の再石灰化の効果が得られるなど、歯にいい事があります。また、ガムを噛むことで間食回数を減らす事が出来るので間食回数の多い人にお勧めです。
わたしのお勧めする味は、キシリトールガムのマスカット味です 🙂 砂糖が入っていないのに甘くて美味しい。
(商品の詳しい情報はOralCare歯科専用 キシリトール ガム、OralCare歯科専用キシリトールタブレットをご覧ください。)
100%キシリトールは砂糖が入っていないので、マウスピースを付けたまま食べても大丈夫!
マウスピースをつけたままのど飴を食べる際は、砂糖が入っていない100%キシリトールのものにしましょう。しかし、食べ過ぎてしまうと下痢や鼓腸(腸にガスが溜まっておならが出なくなりお腹を叩くとポンポンと音がなる)になってしまうので取り過ぎは禁物です。
ところで・・・
皆さん、『鼓腸』って知ってました?鼓腸を発見したのは獣医師のダンロップさん。そう、あのタイヤのダンロップです。ダンロップさんは、獣医をしていた頃に牛の鼓腸を見てヒントをもらい、空気入りタイヤを世界で初めて発明したそうですよ。今ではタイヤのない生活は考えられない程みじかな存在のタイヤを発明したダンロップさんはすごいですね。
詳しくは、有本先生のYoutube オーラルパワーの学校でも『インビザラインはめたまま食べていい’’のど飴’’はある?』で紹介されているので是非ご覧下さい!
100%キシリトールの物を食べてむし歯になりにくい歯にしていきましょう 🙂
【参考論文】
・e-ヘルスネット(厚生労働省)【う蝕の原因とならない代用甘味料の利用法】高橋信博
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