歯のクリーニングについてのお話し
鈴木 由樹子 歯科衛生士
2019.11.27
みなさん、こんにちは。
歯科衛生士の鈴木です。
みなさん、”PMTC”て何かご存知ですか?
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、
“歯科医師又はその指示を受けた歯科衛生士が、歯科用の切削回転器具及び研磨用ペーストを用いて行う歯垢除去等”
を意味するのですが、簡単に説明すると
歯の専門家が専用の器具と材料を使って歯についた歯垢を取り除き、汚れのつきにくい歯にクリーニングしていくことです。
歯は毎日使うものなので毎日歯磨きすると思いますが、その歯磨きでは磨き残しが必ず存在してます。
歯の汚れをセルフケアのみで100%落とすことは、私たち歯科衛生士でも不可能です。
その磨き残しを少しでも減らすために、歯磨き指導を歯科医院で受け、自分で上手に歯磨きやフロスをしてセルフケアしていけるようにお伝えしています。
磨き残しをそのままにしておくと、その歯の表面にはバイ菌が増えてザラつき、更に汚れが付いて、最終的に汚れが歯石となり、自分の歯ブラシでは取り除けない汚れになってしまいます。
歯石になっていなくても、歯の表面にはバイオフィルムという菌の膜が出来ます。(例をあげるとキッチンのヌメリと同じです。)
バイオフィルムも放っておくと膜の中で菌が活発に活動しているので虫歯や歯周病が進行していきます。
お口の中の汚れを放っておくと虫歯や歯周病になるリスクも上がりますが、口臭の原因にもなります。
ですので、虫歯や歯周病のリスクを下げるために、矯正治療中の方や治療が終えられた方でも定期的なクリーニングが大切になってきます。
歯磨きのプロが行うPMTCはその人の歯や歯茎の状態をみてから、いろんな材料の中からその人に合ったものを選びクリーニングを行っております。
当院でのクリーニングをまだうけたことがない方はぜひ1度うけてみてはいかがでしょうか?
気になる方はぜひスタッフにお尋ねください!